国公立大・工学部出身者による理系大学生の学年別の時間割について解説

理系学生向け情報

こんばんは。

今回は、春から新しく理系大学生となる学生さんからTwitterなどでも質問の多かった理系大学生の時間割について解説していきたいと思います。

私も、某国公立大学の工学部出身ですので実体験を交えながら各学年の時にどんな感じだったか、お話ししていこうかと思います。

理系学生の学生生活と時間割について

理系学生さんの時間割の最大の特徴はズバリ、「必修科目が多い」という点にあります。

必修科目というのは、その大学に入って卒業するまでに絶対に履修しなければならない科目のことです。つまり必修科目のテストで「不合格」となった場合は、どれだけ他の科目を取っていても卒業する権利が得られません。

大学のイメージはなんとなく、好きな科目を選べると思う方も多いかもしれませんが、理系学生の場合は時間割のほとんどが必修科目で埋まります。

今回は実際に私が体験した学生生活では時間割はどんな感じだったか解説していきます。

周囲の学生に聞いた感じでは、大学や専攻によって忙しい時期や実験がある年次は異なっていましたが、ボリューム感はどこもたいてい同じなので私の体験だけで大体イメージは湧くかと思います。

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大学1〜2年生:微積分などの理系の基礎科目から専門基礎、体育などの必修科目メイン

平日は基本的に毎日授業あり

自分の好きなタイミングに授業を詰め込んだり、簡単なレポート課題で単位がもらえる授業を選んだり、といった自由度は基本的にありませんでした。

大学が作った時間割通りに授業を受けていくようなイメージです。

私の場合、週に1回午前中に授業が終わる日があって、それ以外はたいてい16時〜18時ごろまで授業がありました。

専門の基礎科目に関しては、基礎とはいえ激ムズなので注意!

大学1〜2年生の間に受ける授業は理系の基礎科目から専門分野の基礎科目がメインで、息抜き程度に第二言語や体育が入っていました。

ここで一つ注意しておきたいことは、専門の基礎科目とはいえ、内容はかなり難しいです。

「〇〇基礎」など授業名はとても易しそうな雰囲気を漂わせておいて実際は、高校物理や化学から考えるとかなりレベルが上がっています。

よって、テスト勉強にもそこそこ時間を割く必要があるので、「簡単そうだから」、「夜は授業がないから」と言ってバイトや遊びの予定を詰めすぎると簡単に単位を落とせます。

落とした単位は来年度の同じ時間に受けなければならないため、不合格となった場合は、無条件で来年度の同じ時間を拘束されることが自動的に決定します。

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大学3年生:必修科目「実験」の開始でレポートに追われるが授業は少ない

専門科目「実験」は結構辛いので注意

大学3年生になると、専門科目の実験が入ってきます。実験と聞くと、なんだか楽しそうな雰囲気が出ていますが、実際はかなり過酷です。

実際は、作業をしている時間が長いため、座学に比べると時間が過ぎるのが早く感じるので、授業中は比較的楽かもしれませんが、全体的な学習量で言うと結構辛いです。

辛い理由の主な原因は、実験ごとに予習やレポートの提出が求められるためです。「予習はどっちでも良いのでは?」と考えた方もいらっしゃると思いますが、実験によってはある程度予習をしておかないと、装置の使い方などに苦戦して時間内に終わらず、居残りをする羽目になります。また、実施後の報告レポートの出来が良くない場合は、再提出などを求められるためかなり苦戦します。

一回でも欠席したり、レポートが不合格だと、単位がもらえない

これは実験科目の特徴の一つですが、実験科目は基本的に1回でも休んだり、レポートの提出ができていない場合(レポートが合格レベルに達していない場合も)は単位が出ません。

つまり、実験を1回でも休めば、今まで出席した実験もレポートも無駄になります。

3年生になるとある程度、必修単位も取れてきて時間割自体には余裕がありますが、これはおそらく「実験」科目の内容が重たいためにそうなっているのだと考えられます。

学部、学科によっては、実験は1〜2年生に詰め込む場合も

私の学部・学科は3年生から実験でしたが、同じ学校でも違う学科の子は、2年生から実験がある子もいました。

その場合は、1年生の間に必須科目が多いか、3年生で必須科目が多いようになっていましたので、実験科目が入ってくる学年は違えど、大体どの学科も4年間のトータルで見ると同じようなボリュームになっているはずです。

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大学4年生:研究活動・院試・取り損ねた必修科目と盛りだくさん

配属される研究室によってどれだけ学校にいなければならないか決まってしまう

私の通っていた大学では、4年生から研究室に配属されるのですが、基本的に研究室配属後の時間割は研究室によります。(笑)

と言うのも、研究室によっては必ず研究室にいなければならないコアタイムというものを設定している研究室があったり、教授が企業などと共同研究している場合などはそもそもやることに追われて忙しいので、ずっと研究室にいるなんてこともあります。

私の場合、アカデミックな研究よりだったので、企業との共同研究というものはなかったですが、代わりにコアタイムが10時〜15時で設定されていたのでその時間は基本的に研究室にいました。

4年生の夏までは大学院入学試験の勉強に追われる

4年生の夏に、大学院入試があるため大学院への進学を希望する学生は基本的に4年生の前期は院試の勉強に追われます

大学にもよりますが、私の大学の場合は他大学よりも試験がやや難しく、倍率も高かったので結構勉強しました。

また、最近の大学院入試は英語の筆記試験は実施せず、TOEICやTOEFLの試験結果を提出させる場合がほとんどです。そのため、いい点数とっておくに越したことはないので、まずみんな英語の勉強に追われます。笑

私の場合は、対策がギリギリだったので1日に6~8時間程度はTOEICの勉強と院試の勉強に費やしていました。

夏以降は実験と卒論作成に追われる

夏の院試が終わったら、実験と卒論作成に追われます。

基本的に卒業論文を書こうと思ったら数日で終わるような試験をやっただけでは書けません。

研究背景の理解、目的、実験装置の概要、実験結果と結果から言える考察までを半年程度でまとめなければなりません。

この期間は基本的に授業などほとんどありませんが、必修科目で取り損ねた科目があったり、ゼミがある場合は、その課題や勉強も含まれるためかなり忙しくなります。

できれば必修の単位は卒業論文に取りかかる前に取り切っておくことが理想です。

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まとめ:理系学生は比較的4年間ずっとそこそこ忙しい

基本的に理系学生は4年間ずっとそこそこ忙しいと考えておけば良いでしょう。

全国大学生協連の公式HPに「大学生の一日」というページがあるのでそこを参考にしてみても良いかもしれませんね。4年間を平均すると、ほぼこんな感じです。

必修科目は基本的に難しいし、実験科目は休むことができない上、毎回のレポートが求められる・・・現役の理系大学生が時間割を公開している場合もあるのでそちらも参考にするといいですね。

きちんとした大学であればあるほど基本的に忙しくなると考えておいて良いです。

ただ、忙しいとはいえ、自由な時間もちゃんとあるので、あまり深刻にとらえない方が良いと思います。やはりおすすめなのは、「必修科目は一発でとる」ということですね。

毎年、やることがたくさんあるので自由な時間を確保するためにも必修科目は一発で取り切るようにすることが大切だと振り返ってみても思います。

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