2050年の燃料アンモニアの消費量、価格はどうなる?市場規模は1兆円!?

アンモニアについて

今回は、2050年の脱炭素社会の実現に向けて、アンモニアの必要量や価格はどうなっていくのかについて気になったので調べてみました。

カーボンニュートラル実現のためには、アンモニアが必要なことはわかったけど、2050年にはアンモニアはどれくらい使われているのだろう?価格は水素より安いのかな?

この記事を読めば、2050年にアンモニアはどれくらい使われているか、価格は今よりどれくらい安くなっているかについて人より先に未来を見ることができます。

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経済産業省が掲げる「グリーン成長戦略」

グリーン成長戦略とは、2050年に日本がカーボンユートラルな社会を実現するために、積極的な対策をすることによって産業構造や社会経済に変化を起こすことで、成長につながっていくように。という願いを込めて「経済と環境の好循環」を作っていく産業政策を指します。

「国が積極的に動くことで、企業の挑戦をより活発にしてもらおう」という計略で、政策としての参考値を掲げることを目的としています。

グリーン成長戦略では、「燃料アンモニア産業の創出」を掲げている

電力部門の脱炭素化は前提として、現在賄っている電力を何で補うか?という問いに対し、グリーン成長戦略では、「火力発電は必要最低限使用せざるおえない」という位置付けとされています。

つまりカーボンニュートラルを達成するには、CO2回収技術とCO2排出低減技術を組み合わせる必要があるということです。

そしてCO2排出低減技術の一つがアンモニア燃料を用いた混焼となっており、グリーン成長戦略では「燃料アンモニア産業の創出」について言及しています。

なぜカーボンニュートラルでアンモニアが注目されているのか知りたい方は下の記事で解説していますのでぜひ一度、読んでみてください。

カーボンニュートラル燃料としてアンモニアが注目される理由3つ

経済産業省 グリーン成長戦略会議資料より引用

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2050年におけるアンモニア使用量・価格

アンモニアの導入目標

グリーン成長戦略では、2030年のアンモニア導入目標が300万トン、2050年のアンモニア導入目標が3000万トンとなっています。

アンモニアの現在の世界貿易量は2000万トンであることや、日本の国内消費量が年間約100万トンであることを踏まえるとかなり大きい市場になることが予想されます。

また、成長戦略の中に言及されているように、電力各社の全石炭火力発電にアンモニア20%混焼を導入した場合の年間消費量は2000万トンとなります。よって、専焼技術やより高い割合での混焼技術が早い段階で確立した場合は、さらに増加することになります。

アンモニアのコスト目標

グリーン成長戦略では、熱量を等価とみなした場合の水素換算価格で、現在20円前半/Nm2となっている価格を2030年には10円後半円/Nm2と掲げています。さらに2050年には更なる低減を目指すと記載があり、国が本気で取り組もうとしていることが伝わります。

参考)グリーン成長戦略会議資料

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2050年のアンモニア市場は1兆円市場!?

仮に国の掲げているグリーン成長戦略が実現するとなれば、アンモニアの市場は約30倍以上になるとも言われています。

しかし実際は、アンモニアを生産している拠点は日本にまだ数カ所しか存在していないのが実態で、仮にこれだけのアンモニアを利用するとなると生産設備も供給拠点も不足することが想定されます。

エコノミストOnline「アンモニアは1兆円市場へ」

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