オリエンタルランド(3092):言わずと知れたディズニーランド&シーの運営企業
オリエンタルランドの企業概要(2021年10月13日時点)
- 会社名:株式会社 オリエンタルランド
- 代表者:代表取締役社長兼COO 吉田 謙次
- 設立:1960年7月11日
- 資本金:632億112万7千円
- 従業員数:グループ全体 5,375名(2021年3月末時点)
オリエンタルランドの事業:東京ディズニーリゾートを中心としたエンタメ施設の運営!
オリエンタルランドはみなさんご存知の「東京ディズニーランド」「東京ディズニーシー」を中心とした東京ディズニーリゾートの運営を手がけている企業です。

オリエンタルランドの業績:安定感のある経営だったがコロナで2020年度は赤字転落!
売上は順調だったが、コロナの流行による休園などで失速、赤字転落
オリエンタルランドの売上高は2018年度まで順調に推移していましたが、コロナの流行によって約4ヶ月の臨時休園と来場者数の削減などにより2020年度は前年度の半分以下まで売上高を落としました。営業利益率も20%超とかなり安定していたために長期投資家からは絶大な人気を博す銘柄でしたが、ビジネスモデル的に今回のコロナの流行の影響はかなり大きかったといえます。

2022年度の業績予想は2021年10月13日時点で非開示!
2022年度の業績予想は今のところ出ていません。オリエンタルランドの場合、感染対策など施して見通しを立てたとしても、国や自治体が外出や営業を自粛してしまってはその見通しも意味がないためと考えられます。このまま感染者の数が一向に減らない場合、業績は厳しいものになることが予想されます。

このままではオリエンタルランドが倒産してしまうかもしれないと不安になった方もいるでしょう。倒産については直近ではあり得ないと考えられます。下の図を見て頂けるとわかるのですが、自己資本比率は安定して70%を確保しています。一般的に自己資本比率は高い方が倒産しづらいと呼ばれています。
自己資本比率について知りたい方は下記の記事を参考にしてみてください。

オリエンタルランドのチャートは中期上昇トレンド・短期下降トレンド突入か
下の図でチャートを確認すると中期トレンドは移動平均線に沿って上昇トレンドを描いていることがわかります。これは新型コロナウイルスの感染者数もだいぶ落ち着いてきたため、観光株への回復の期待が寄せられていることが原因と考えられます。
一方、短期トレンドでは直近の日経平均株価の減少や方向性の定まらない状態につられてやや失速しているように見えます。とはいえ、一時的なものである可能性はあります。
中期トレンドでは移動平均線に沿うように株価推移しているので、今週の株価が移動平均線を割り込むようだと短期での売買は控えた方が良いでしょう。
総合評価:★2つで中立!情報から判断すると中立だが、個人的には★3つ
総合評価:★★☆
ファンダメンタル:★☆☆ コロナの状況次第といったところです
テクニカル:★★★ 移動平均線を割らなければ「買い」割ったら「売り」
安定性:★★☆ 入場者数さえ戻れば、確実に安定?
将来性:★★☆ 日本の人口は限られているので大きく飛躍したりすることはなさそうです
これまでの状況や情報を整理すると、★二つで「中立」という評価になります。ですが、個人的にはコロナからの回復を見込んで買いたいところです。海外などではもうマスクを外して生活している国も出てきています。コロナの収束が近いと考えると、ファンが多く、元々利益率も高く安定した優良企業なので、今のうちに仕込んでおきたい銘柄となっています。
また、オリエンタルランドといえば、ディズニーランド・シーの入場券が株主優待でもらうことができます。安定した企業で優待もついている場合は、株価の下落は起きにくいので優待狙いの保有もおすすめです。
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