[株価分析の基本④]PERで割安株を探す方法

株価分析の基本
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PERで割安株を探す方法

PERとは何かざっくり理解する

PERとは

PER(=株価収益率)とは、「1株当たりの純利益に対して株価が何倍に相当するか?」という指標になります。もっと簡単に言えば、「その企業の純利益に対して時価総額(≒企業の価値)が何倍か?」ということになります。要するに、「その企業が生み出せる純利益(儲け)で企業の価値は大体これくらいが妥当だよね。」という指標がPERと言えます。

PERの計算方法は?

PERの計算方法は「株価 ÷ 1株当たりの純利益(税引き利益)」で計算できます。1株当たりの純利益に対して株価がいくらで市場で取引されているか?という指標になります。よって、「PERは低いほうが割安度が高い」というのが基本です。

PBRとの違い

PERとPBRの大きな違いは、PERは純利益を計算に使用するため、一般的には予想値を使うという点が大きく異なります。計算式で見ると、PBRは、分子が1株当たりの資産に対して、PERは分子が1株当たりの純利益という違いがあるだけですが、使い方はPERの方が少し工夫が必要です。PBRは1倍が基準でしたが、PERは明確に何倍であればよいというのが決めにくい指標であるため、判断するには経験が必要です。今回は、初心者でもできるPERの使い方をご紹介していきます。「PBRがわからないよ」という方は下記の記事で解説していますので見てみてください。

[株価分析の基本①] PBRについて簡単解説

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PERの使い方

ここでは、初心者でもできる簡単なPERの使用方法をご紹介します。

使い方1:PERで割安判断目安はとりあえずPER15倍

PERについては明確に何倍であればよいというのが、決めにくいとは言ったものの、一般的には15倍という数字が目安に使われることが多いので、初心者の方はまずPER15倍というのを基準に銘柄を見てみましょう。この方法で割安かどうかを判断するのは難しいのですが、割高な銘柄を投資候補から外すということは可能です。「PER15~16倍より大きい銘柄は割高」と覚えておけば良いでしょう。

使い方2:同じ業界内でPERを比較する

私自身よく使う方法がこの方法です。使い方1でご紹介したPER15倍以下の銘柄を探す方法はかなり緩い基準になります。今回の使用方法の方が、より実戦的と言えるでしょう。例えば、銀行株に投資することを考えてみましょう。メガバンクと呼ばれる三井住友FG(三井住友銀行)、三菱東京UFJ FG(三菱東京UFJ銀行)、みずほ FG(みずほ銀行)のうち、どの銘柄を買うのが良いでしょうか。これをPERで確認していきましょう。

まずは、PERを見てみましょう。三社とも、PER15倍を下回っているので割高銘柄でないことがわかります。さらにPERを比較すると、三井住友 FGがPER13.71倍と最も高く、みずほ FGが最も低いPER8.82倍となっていることがわかります。三つの銀行ともビジネスモデルはほとんど同じであるが故に、将来性や倒産リスクはほぼ同じと考えた場合、「みずほ 銀行を有するみずほ FGが三井住友銀行と三菱東京UFJ銀行に比べると割安」という判断ができます。

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